自由主義(リベラリズム)を知るための読書リスト

Statue of liberty

この記事では、自由主義(リベラリズム)を理解するための本を一覧にして掲載してある。ちなみに、リベラリズムとは言っても、ジョン・ロールズやアマルティア・センのリベラリズムではなく、いわば“古典的リベラリズム”を指しており、これこそが本物のリベラリズムである。みなさまが、最も大切なものである“自由”を理解するために、お役に立てることを心から願っている。

柿埜真吾『ミルトン・フリードマンの日本経済論』

ノーベル経済学賞を受賞し、20世紀後半から21世紀初めにかけて世界に燦然たる輝きを放ったアメリカの経済学者ミルトン・フリードマン(1912-2006)。しかし、この「巨匠」がじつは繰り返し日本に関する分析と発言を行なってきたことを、どれほどの経済人が知っているだろうか。日本のバブル崩壊とデフレ不況を予見し、金融政策の誤りや貿易摩擦、構造問題を語った数々の言葉に、いまこそ私たちは耳を傾けるべきであろう。「私は日本の資本主義に誤りがあったとは思わない」。日本のエコノミストから「市場原理主義者」のレッテルを貼られた彼こそ、誰よりもわが国を救う「金融政策」および「減税」の重要性を論じていたのだ。「フリードマンの思想は誤解されがちだが、彼の分析は現代日本の様々な経済問題を解くための貴重な洞察に溢れている」(本書「はじめに」)。フリードマンの対日分析を、新鋭の経済学者が深く掘り起こした衝撃のデビュー作。

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ジョン・スチュアート・ミル『自由論』

個人と社会が絶えず活力を保ちながら向上していくには、自由と多様性が欠かせない。この前提に立って、大衆の画一的な世論やエリートの専制が個人を圧殺する事態を憂慮したJ.S.ミル(1806‐73)は、自由に対する干渉を限界づける原理を提示した。現在もなお自由を考える際に欠かすことのできない古典的名著の明快かつ確かな翻訳。

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原田泰『日本国の原則 自由と民主主義を問い直す』

わが国が豊かで安全で高い文化を持つ国になれたのは、「自由と民主主義」を基礎とする社会システムを中世から徐々につくり上げてきたからだ――2008年の石橋湛山賞に輝く常識的保守派の日本論。明治時代から第二次大戦後にかけての社会大変革を達成した哲学や思想、知恵、工夫などを分かりやすく解説。

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フリードリヒ・ハイエク『隷属への道  ハイエク全集 I-別巻 【新装版】』

読まずに批判、中傷、誹謗されつづけたハイエクの主著。新自由主義の古典。第二次戦時下のイギリスでケインズ政策がナチズム、スターリニズム、社会主義と同様なべてファシズム(全体主義)にいたる道だと喝破し、大論争を巻きおこした問題作。自由を、市場を、擁護するその思想は、時代を超えて読み継がれ、サッチャー、レーガン、そして小泉構造改革にまで影響を与えていると言われています。

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ミルトン・フリードマン『資本主義と自由』

ジョン・スチュアート・ミル『自由論』、フリードリッヒ・ハイエク『隷従への道』と並ぶ自由主義(リバタリアニズム)の三大古典の1冊。
本書が出版されたのは1962年。100万部近く売れた大ベストセラーだったが、国内で書評に取り上げたのは、アメリカン・エコノミック・レビュー誌の1誌だけ。ケインズ派を中心とした経済学の主流派やメディアからは完全に黙殺された。なぜ? フリードマンが書いた内容があまりに「過激」だったからだ。
マルクス主義が20世紀を代表する思想だとすれば、フリードマンの自由主義は21世紀の主要思想になるはずだ。多くの復刊希望に応えての画期的な新訳で、リバタリアンの真髄が手に取るように理解できる名著。

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ミルトン・フリードマン『選択の自由』

生誕百年を記念して刊行する世界的ロングセラーの新装版。経済における自由の重要性をわかりやすく訴え、小さな政府、規制緩和といった政策の実現をとおして現代世界を変えた「革命の書」。

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渡瀬裕哉『税金を下げろ、規制をなくせ 日本経済復活の処方箋』

1980年代、日本は世界で最も勢いのある経済大国だった。しかし、90年代に入ってバブルが崩壊、経済は停滞して「失われた10年」と呼ばれた。その後も不況から脱出できず、もはや「失われた30年」になろうとしている。その原因は何か――。すべては「税金と規制」の問題に集約される。だが、日本は世界に先駆けて少子高齢化が進み、財政状況も悪化。社会保障費は増え、自然災害も毎年のように日本列島を襲う。であれば「増税はやむなし」なのか? 上がる一方の税金と規制に苦しむ日本が打つべき手とは? 俊英の政治アナリストが、私たちに刷り込まれた「洗脳」を解く。

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