森喜朗元総理の女性蔑視発言への所感

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は3日、東京都内で開かれた日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会の場で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる。女性は競争意識が強いから、誰か一人発言すると自分も言わないといけないと思うのだろう」と発言した。

このニュースを聞いたとき、私は女性を蔑視しているとは思わなかった。確かに意味不明ではあるけれど、これはこの人の意見であって“蔑視”しているというのは言い過ぎではないだろうかと感じた。

しかし、このニュースは日本のみならず世界中で報道されており、大問題になっている。その後、森氏が開いた会見が相当に酷かったようだが、それはさておき、今回はこの発言の問題性について考えたいと思う。

女性の社会進出を阻むことが問題

わたしのTwitterのタイムラインに流れてきた、大和大学講師である岩田温先生のYoutubeを見ていて次のような発言があった。

意味の無い、因果関係が全く無いものを持ち出して女性の社会進出を妨げるというのは、これはね、あってはならないことだと思います。

わたしはこの批判には非常に納得がいった。女性を蔑視しているというよりも、現在の女性が置かれている状況を考えた上でこの発言があったことが問題なのではないか。

ちなみに、岩田先生は、「話が冗長で会議を長引かせるのは高齢者である」という旨の発言している。これはなんとなく想像がつくので多くの人が納得することだろうと思う。わたしも納得した。しかし、先程の基準に照らして考えるとこれは問題にならないのに女性では問題になるのは違和感がある。

まとめ

わたしは今回の発言は間違っていると思う。全く論理的根拠がないし、おそらく事実とも異なるだろう。要職にある人がこのような発言をすることもまた問題があると思う。しかし、私は女性蔑視だとは思わない。あくまで森氏個人の見解として受け取っている。

世界中で批判が巻き起こっていることは知っているが、ポリティカルコレクトネスのブームと重なっているだけでないだろうか。森氏への反論があるのは当然だし、認識のレベルが低いことを理由に辞任を要求しても良いと思う。しかし、世界中で巻き起こる批判に違和感を感じている。