わたしが必ず読みたい歴史書

私は歴史書が苦手である。人の名前が多く出てきて、それらを追うのが面倒になるのである。そうは言っても、生まれた我が国を理解するためにはどうしても読んでおきたい本がある。若気の至りで読むことを放棄した本を忘れないために、ここに記しておきたい。

大東亜戦争肯定論

戦争を賛美する危険な暴論か?敗戦恐怖症を克服する叡智の書か?幕末から終戦までを「東亜百年戦争」として捉えた視点は、歴史の連続性という重要な見方を示唆しながら、禍々しい光を放ってやまない。「中央公論」誌上発表から五十有余年、当時の論壇を震撼させた「禁断の論考」の真価を現在に問う!

日本国憲法の誕生 増補改訂版

現憲法制定過程で何が起きたか。第九条制定の背景にはいかなる事情が存在していたか。GHQ側、日本側の動向を徹底的に検証して定評ある叙述が、新資料に基づく知見を加えてさらに充実。戦後の平和主義の原点を再照射する論点を明確にすべく、大幅な増補をしつつ、全面的に改訂された本書は、私たちの同時代に対する視点も鋭くするだろう。施行から七〇年を経て、「改正」問題が課題になるなか、憲法をめぐる議論の必読書である。

日本の歴史21 近代国家の出発

明治政府の本質は有司専制にあると見きわめたとき、士族民権家も、都市ジャーナリストも、豪農運動家も、自由の伸張・民権の拡大を求めて猛然たる闘いを開始し、政府は政権の安定と永続のための装置づくりに没頭する。帝国議会開設に至るこの白熱の歳月を民衆の基底部から描き出す。